裁量という名の嘘

こんにちは、なつきです。

よくトレードをする時に、裁量という言葉を聞くことが多いかと思います。
そしてその裁量トレードをする場合は、
僕がよくお勧めしている過去検証等は必要無いのでは?
と思う方も多いのではないかと思います。

はい、それで勝ててるなら必要ないと思います。
勝ててるなら…。

勝てていないならあなたの裁量や相場観は間違ってるってことなのです。
相場は嘘を付きません。
間違った行動をしたら、必ず損失という形のお仕置きが必ず待ってます。
例外はありません。

いくら理論立ててああでもないこうでもない言ってても、勝ててないならどこかが間違ってるのです。
経済アナリストや相場分析だけをしたいというような人は別です。
相場から利益を得たい人にとって、利益が得られてない状態というのは、どこかが間違ってるのです。

ですので、もし今現在裁量トレードをしてて収支がマイナスな人は、自分の裁量力や相場勘は非力だと認めることです。
トレードでは自分が間違ってることを認めるということが非常に重要であり、また難しいものなのです。
特に大人になったら、自分が間違ってることを認めにくくなります。
周りも指摘しませんし、自分も受け入れようとしなくなります。

ですので、トレードをしてても、自分の考えに固執して自分が間違ってることすら気づかないことがとても多くあります。
しかし、安心して下さい。
トレードではあなたの考えや行動が間違ってるかどうかは、すぐに分かります。
それは収支がマイナスなのかプラスなのかだけです。
マイナスならどこかしらが必ず間違ってます。
どこかを修正しないといけません。

ですので、収支が中々プラスにならない方は、今自分がやってる行動や考え方を見直す必要があります。
それをしないと永久に自分の間違いに気づかず、一生負けトレーダーのままになってしまいます。
自分の非を認めるのは苦しいことだと思います。
できれば自分の考えを押し通して、それで勝てるようになりたいと思う方も多いと思います。

しかし、収支がマイナスなら、やはりどこかが間違ってるのです。

さらに裁量トレーダーの人はきっとこう思うでしょう。
「今は裁量の勉強中だから。」
「今はとにかく場数をこなして相場勘を養ってる最中だから、負けてても当然だ。」
「いずれ裁量の力、相場勘を身に付けて、勝てるようになるんだ!」
と思ってる方も多いのではないでしょうか。

では裁量って何でしょう?
例えば、車の運転で言うと、
今日は雨が降ってるからいつもよりスピードを落として運転しよう。
今日は日曜で混んでそうだから、いつもとは違った道から行くようにしよう。
等、車を長く乗ってると、いかに効率よく運転するかが自然と身に付いてきます。
また地元の道路やいつも走り慣れた道だと、他の地域の道を運転する時よりもスムーズに運転できます。
車の運転は機械的にしてるのではなく、ある程度その運転手の裁量も入れて運転されてます。
もちろんその裁量度は運転歴や能力等で差は出てきます。

しかし、裁量面とは逆に、どんな運転手でも必ず守らなければいけないルールがあります。
赤信号では止まる。
飲酒運転はいかなる理由でもしてはいけない。
制限速度を守って走る。
等、どんなにベテランの運転手でも、普段走り慣れた道であろうとも、
必ず守らなければいけないルールというのが存在します。
それによって交通マナーが守られ、安全な運転ができてるのです。

では、運転免許証を取得して、運転をし始めた時は最低限のルールは教習所で習いましたが、
裁量なんていうのは当然無かったはずです。
初めて運転する車で、初めて走る道で、とにかく交通ルールを守ることで精一杯だったと思います。
それを毎日毎日運転することによってどんどんと慣れていって、
そして交通ルールに反しない範囲内で自分流の運転の仕方で、普段運転できるようになったと思います。

では、なぜ最初は全く裁量なんて入れて運転できなかったのに、何年かすると、鼻歌でも歌いながら、
しかも助手席に座ってる人と会話しながら、しかもその時その時の天候や交通状況などを瞬時に判断して、
スムーズに運転ができるようになったのか。

それは最低限の交通ルールがあったからです。
それをしっかりと覚え、毎日そのルールに反しないように気をつけてたから、
大きな事故にも遭わずに一人前の運転手として成長できたのです。

もし交通ルール自体が無かったら、途中で大きな事故に遭って死んでたでしょうし、
そもそも運転すらできるようにならなかったのではないでしょうか。

標識も分からない、赤信号でどうしたらいいか分からない、
どこをどういう風に走ればいいのか分からない状態では、さすがに運転をすることすら難しいと思います。

最低限の交通ルールがあり、それを守るという行動が、大きな事故にも遭わずに、スムーズに成長していけたのです。
トレードでも同じなのです。
最低限のルールも無いのに、裁量だ、相場勘だ、なんて言ってたって資金を減らすだけです。

そして何年も、自分では練習だ、勉強中だと言い張ってても、そこから勝てるようになるのはまず無いでしょう。
裁量というのは、基本的なルールがあって、それを守ってる時に付くものです。
毎日同じチャート設定で、同じルールで機械的にトレードしてると、もっとこうした方がいいんじゃないかとか、

こうした方が効率いいよな~とか、色々と思いつくようになります。

そしてこういった場合は、騙しに遭うことが多いなとか、
こういった場合は早めに利食いしちゃった方がいいなというのが出てくるのです。
そうして初めて、裁量という力が身に付いていくのです。

よく裁量の勉強をしてるという人が居ますが、そもそもの基本的なルール自体が無い人がとても多いです。
そんなことをしてたら資金がいくらあっても足りません。
交通ルールも知らないのに、車を運転するのと同じです。
すぐに事故に遭って死ぬだけです。
もちろんごくまれに天才的な人は居ると思います。
ルールなんてなくても、本当に相場勘がするどく、利益を出してる人も居ると思います。
しかし、それを真似て、自分も相場勘でトレードするんだと言ってトレードしてても、収支がマイナスなら、
残念ながらあなたの相場勘は非力なのです。

もし明確なトレードルール、ロジックも持たずにトレードをして、そして負けてる時は、これは裁量の練習だからとか、
相場勘を養うには場数が必要だと言って、どんどんと自分の資金を相場に寄付している人は、
今すぐにリアルトレードを辞めた方が宜しいと思います。

もし勝ち残りたいのでしたら、まずは明確なルール作りをすることをお勧めします。

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